ぐらぐらしてからすでに2ヶ月くらい、彼はいつ抜けるのかすっごく楽しみに待っていた。
なぜかというと、ヨーロッパやアメリカではこの抜けた乳歯を夜寝るときに
枕の下に入れておくと フェアリーがやってきて歯をコインと交換してくれるという
慣わしがあるから。
もうフェアリーからコインをもらいたくってもらいたくって、ず〜っと抜けるのを待っていたのだ。
昨日抜けた歯を大事そうに学校から持ち帰り、私に自慢気にみせてくれた。
抜けたときの話しを、興奮気味に話す。
「給食を食べてたら、口の中がごりごりして、なんか僕石たべちゃったかとおもったんだよ。
で、取り出してみたら、歯がでてきたの。飲みこまなくってよかったよ。くくく。」
その日フェアリーに会えるとおもうと、もううれしくってしょうがないって感じだったのに、
突然ダディーが出張で帰ってこないことを思い出すと、
「今日は枕の下にはいれないで、明日ダディーに見せてからにするから
ママ大事に取っておいて。」と、フェアリーよりダディーに見せたいと言い出す。
そして1日に待つと、今日はまたもう1本抜けて学校から帰ってきた。
なんと2本抜けたのを枕に入れておくと、フェアリーは20ポンドも枕に
入れてくれるんだと、友達から吹聴されてくる始末。
相場は1本1ポンドだぞ!
子供たちの中では、いろいろな想像の世界があっておかしい。
サンタクロースもまだまだ信じていて、フェアリーもいて、本当に楽しいそうだ。
そんな世界をゆっくり、じっくり楽しんでね。早く大きくならなくっていいんだよ。
おっとニヤニヤする前に2ポンド枕にいれとかねば。ふ〜。
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